職場で先輩と話していた時のこと
最近全然暗算出来なくてつらいです
電卓使いだすと暗算出来なくなるよな〜
そう言えば昔小学校で算数の教科書に「電卓マーク」ってありましたよね〜
えっ、何それ知らない
「ここの問題は電卓使って解きましょう」みたいなのありましたよね!?
えっ、何それ何それそんなの無かったよ!
えっ、電卓マーク、あったよね!?
僕も知らないです
う そ や ん
ゆとりババア、大ショックです。
6つ上の先輩は小学校の算数の教科書の「電卓マーク」を見たことがないと言うのです。
まだそれだけならジェネレーションギャップかー、と流せるのですが、
なんと私より年下の後輩くんまで知らなかった……
「電卓マーク」とは
「電卓マーク」で検索をかけてみたところ、こちらの塾講師の方の日記がヒットしました。

小学校の算数教科書には、電卓マークのついた問題が頻繁に出てくる。私のような「3桁×3桁の筆算も、円の面積公式がπr2になる理由も、きちんと習った世代」からは理解しがたいことであるが、「ちょっと複雑な計算は電卓でできればいいよ」というのが今の小学校の算数なのである。
R先生の塾日記より 引用

こんな調子であるから、今の小学生は、2桁×2桁よりも段数が多くなる筆算を知らないし、数字がたくさん並んでいる大きな数に拒絶反応を示す。だから、いくら概数の考え方を教えたところで、電卓で計算するだけになってしまうのである。
R先生の塾日記より 引用
引用元の記事は、2007年1月10日にとある塾講師の方が更新されたものです。
2007年1月ということは筆者が小学校5年生の時に書かれた記事です。
私が小学生の頃は、算数の教科書の問題の横に電卓のイラストが書かれており、このマークがついている問題は電卓で解いてもよいことになっていました。(電卓は学校から貸し出しで配られる)
いつから存在したのか
↑こちらのサイトによると
算数科での電卓使用は、約10年前から認められていて、教科書の電卓マークもかなり以前から見られてはいたのですが、平成14年度の学習指導要領改訂によって、電卓マークが大幅に増えました。基礎的な計算力さえ身についていれば、大きい桁数や複雑な計算の問題では、電卓などを使って計算にかかる時間を減らし、考える時間や理解を深める時間を増やすべきだとの考えがあるとのことです。
大和総合学園HPより引用
ちなみにこの記事が書かれたのは平成15年(2003年)だよ
記事によると、平成14年度(2002年度)の学習指導要領改訂によって電卓マークが大幅に増えたとのこと。
ちなみに平成14年度は筆者が小学校に入学した年であり、ゆとり教育がスタートした年でもある。
↑また、こちらのサイトでは
2011年から使われる教科書では、原則として「電卓マーク」が消えることになります。
ゆとり教育のもとでは、「こどもたちには分数、小数の不思議さや面白さを教えるべきで、計算は計算機に任せる」という考えでした。そのため筆算の範囲は、2桁×2桁までで、この計算ができれば当然のように3桁×2桁、その逆の2桁×3桁の筆算も自然にできるようになるという専門家のコメントがあったからでしたが、実際には3桁×2桁、2桁×3桁できる生徒は47%。
発展的学習の内容を学習した生徒しか正答できないのが実情で、学力格差をさらに広げていたのです。
朋徳学院学習ブログより引用
このようなことから、新学習要項では「筆算による計算の技能を確実に身に付ける」というようになり、基本的に教科書から「電卓マーク」が消えることになりました。
朋徳学院学習ブログより引用
2011年から使われた教科書では電卓マークが消えていたらしい。
つまり、「電卓マーク」が存在していたのは
2002年度(平成14年度)〜
2010年度(平成22年度)
ということになります。
この8年間に小学生高学年時代を過ごしためちゃめちゃ限られた世代だけが「電卓マーク」を目にしていたということですね!
まじか……
電卓マークはゆとりの印だった
電卓マーク世代の皆様。電卓マークは若さアピールには使えません。何故なら2011年以降に小学校高学年になった子たちも知らないからです。
ただゆとりがバレるだけです
算数の問題の横にある電卓マーク。
ちょっと可愛くて好きだったのですがもうこの国には存在していないのですね。
なんだかちょっと寂しいです。
筆者ゆとり世代ですが、筆算もちゃんと出来ますよ!
ゆとりは計算できないと言われないようにこれから暗算トレーニング頑張ろうと思います!それでは!
ゆとり世代つらいネタでした!
↓前回のゆとりつらいネタはこちら!
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